一日葬とは?通夜なしの流れ・費用・メリットを完全解説

一日葬の流れと費用相場(30〜80万円)を解説。通夜を省略するメリット・デメリット、家族葬との違い、後悔しないための注意点も紹介します。

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【最短回答】一日葬とは?

一日葬とは通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を1日で終える葬儀形式です。費用相場は30〜80万円で、一般的な家族葬(60〜120万円)よりも費用を抑えられます。参列者の負担が少なく、高齢の遺族や遠方からの参列者がいる場合に選ばれることが多い形式です。


一日葬の定義と特徴

一日葬は、従来の葬儀で行われる「通夜」を省略し、告別式と火葬を同じ日に行う葬儀スタイルです。2日間かかる一般的な葬儀と異なり、すべてを1日で完結させます。

一日葬の主な特徴は以下のとおりです。

項目一日葬の特徴
所要日数1日(通常5〜6時間)
通夜なし(省略)
告別式あり
火葬あり
宗教儀式希望に応じて対応可能
参列者の規模少人数(5〜30名が目安)
費用相場30〜80万円

近年は核家族化や高齢化の影響もあり、一日葬を選ぶ方が増えています。全国の葬儀のうち約15〜20%が一日葬で行われているとされており、特に都市部での利用が多い傾向にあります。

一日葬について理解を深めるうえで、家族葬とは何かを先に把握しておくと比較しやすくなります。


一日葬の当日の流れ(タイムライン)

一日葬の当日は、おおよそ以下のスケジュールで進みます。葬儀社や式場によって多少前後しますが、全体で5〜6時間が目安です。

時間帯(目安)内容所要時間
9:00〜9:30遺族集合・受付準備約30分
9:30〜10:00参列者受付約30分
10:00〜10:40葬儀・告別式(読経・焼香)約40分
10:40〜11:00お別れの儀(花入れ・最後の対面)約20分
11:00〜11:15出棺約15分
11:15〜11:30火葬場へ移動約15分
11:30〜13:00火葬・収骨約60〜90分
13:00〜14:00精進落とし(会食)※任意約60分

午前中に告別式を行い、午後の早い時間には終了するのが一般的です。精進落とし(会食)は行わないケースもあります。

一日葬でも通常の家族葬と基本的な流れは共通しており、通夜の部分だけが省略される形になります。


一日葬の費用相場と内訳

一日葬の費用は30〜80万円が相場です。通夜を省略するぶん、会場使用料や飲食費を抑えられます。

費用の内訳

費用項目金額の目安備考
式場使用料5〜15万円1日分のみ
祭壇・装花5〜20万円シンプルな花祭壇が主流
棺・骨壺3〜10万円素材により変動
遺影写真1〜3万円加工・額代込み
搬送・霊柩車2〜5万円距離で変動
安置費用1〜3万円逝去〜葬儀当日まで
火葬料0〜8万円公営は無料〜数千円
飲食費0〜10万円精進落としの有無で変動
返礼品1〜5万円1人あたり2,000〜5,000円
僧侶へのお布施5〜20万円宗派や地域で異なる
合計30〜80万円

費用について詳しく知りたい方は、家族葬の費用相場についての解説記事もあわせてご確認ください。

費用を抑えるポイント

  • 複数社から見積もりを取る:同じ内容でも10〜30万円の差が出ることがあります
  • 不要なオプションを外す:返礼品や会食を省くだけで5〜10万円節約できます
  • 公営の火葬場を利用する:民営より5〜8万円安くなるケースがあります
  • 事前相談で割引を受けるよりそうお葬式などの葬儀紹介サービスでは、事前申込で最大10万円以上の割引が適用される場合があります

一日葬・家族葬・火葬式の違い比較

一日葬と混同されやすい「家族葬」や「火葬式(直葬)」との違いを比較します。

比較項目一日葬家族葬(通常)火葬式(直葬)
日数1日2日1日
通夜なしありなし
告別式ありありなし
火葬ありありあり
参列者少人数少人数〜中規模ごく少人数
費用相場30〜80万円60〜120万円10〜30万円
僧侶の読経希望制一般的省略が多い
お別れの時間やや短い十分にとれる最小限

一日葬は「告別式はしっかり行いたいが、通夜までは不要」という方に最適な中間的な選択肢です。火葬式は費用が最も安い反面、お別れの時間が限られるため、後悔する方もいます。


通夜を省略するメリット

一日葬で通夜を省略する主なメリットは5つあります。

1. 遺族の身体的・精神的負担が軽い

2日間にわたる葬儀は、大切な方を亡くした直後の遺族にとって体力的にも精神的にも大きな負担です。一日葬なら1日で完了するため、その負担が大幅に軽減されます。

2. 費用を抑えられる

通夜の会場使用料(5〜10万円)、通夜振る舞いの飲食費(5〜15万円)が不要になります。合計で10〜25万円の節約が可能です。

3. 参列者の時間的負担が少ない

特に遠方からの参列者にとって、2日間の日程は宿泊費や交通費の負担が大きくなります。1日で終わる一日葬なら、日帰りでの参列も可能です。

4. 高齢の遺族にも優しい

80代・90代の遺族が2日連続で式場に足を運ぶのは大変です。一日葬なら1回の来場で済みます。

5. 日程調整がしやすい

通夜と告別式で2日間のスケジュールを確保する必要がないため、葬儀の日取りを決めやすいというメリットもあります。


通夜を省略するデメリット・注意点

メリットがある一方で、一日葬には注意すべきデメリットもあります。

1. お別れの時間が短い

通夜がないぶん、故人との最後の時間が限られます。「もっとゆっくりお別れしたかった」と感じる方もいます。

2. 参列できない人が出る可能性

通夜は夕方以降に行われるため、仕事帰りに駆けつける方も多くいます。一日葬は平日の日中に行われることもあるため、参列を希望しても来られない方が出る場合があります。

3. 親族から反対されることがある

年配の親族のなかには「通夜をしないのは故人に失礼だ」と考える方がいます。事前にしっかりと説明し、理解を得ることが大切です。

4. 宗教者に断られるケースがある

宗派によっては通夜を重要な儀式と位置づけており、一日葬を受け入れない僧侶もいます。事前に菩提寺に確認しましょう。

5. 式場費用が変わらない場合もある

葬儀社によっては、通夜を行わなくても式場使用料が2日分のままというケースがあります。見積もり時に必ず確認してください。


一日葬で後悔しないための注意点

一日葬を選んだあとに「やっぱり通常の葬儀にすればよかった」と後悔しないために、以下のポイントを押さえておきましょう。

1. 菩提寺への事前確認を必ず行う

菩提寺がある場合、一日葬に対応してもらえるか事前に相談してください。対応不可の場合は、葬儀社を通じて別の僧侶を手配することもできます。

2. 親族への丁寧な説明を忘れない

一日葬を選ぶ理由(遺族の体力面、故人の希望など)を事前に説明し、了承を得ておくとトラブルを防げます。

3. 参列を辞退する方への案内方法を決めておく

一日葬は少人数で行うケースが多いため、参列をお断りする方への連絡方法(電話・はがきなど)と文面を事前に準備しましょう。

4. 複数の葬儀社を比較する

同じ「一日葬プラン」でも、葬儀社によって含まれるサービスや費用に大きな差があります。最低でも2〜3社の見積もりを比較しましょう。安心葬儀のような比較サービスを利用すると、複数社の見積もりを一度に取得できます。

5. 「安さだけ」で決めない

費用の安さだけで判断すると、祭壇が簡素すぎたり、スタッフの対応が不十分だったりすることがあります。費用とサービス内容のバランスを見て判断してください。

葬儀社選びのポイントについては、葬儀社の選び方ガイドで詳しく解説しています。


宗教者(僧侶)への対応

一日葬でも僧侶に読経をお願いすることは可能です。ただし、いくつか注意点があります。

  • 菩提寺がある場合:まず菩提寺に一日葬で行いたい旨を相談してください。対応してもらえるかどうかは宗派や住職の考え方によります
  • 菩提寺がない場合:葬儀社を通じて僧侶を手配できます。宗派を指定することも可能です
  • お布施の相場:一日葬の場合、お布施は5〜20万円が目安です。通夜がないぶん、通常の葬儀よりも若干低めになる傾向があります
  • 無宗教で行う場合:僧侶を呼ばない「無宗教葬」も選択できます。音楽を流したり、参列者が思い出を語るセレモニー形式にする方もいます

参列者への案内方法

一日葬を行う際、参列者への案内は以下のポイントを押さえましょう。

案内に含めるべき情報

  • 通夜を行わない旨の説明
  • 告別式の日時と場所
  • 少人数で行うため参列を限定する場合はその旨
  • 香典辞退の場合はその旨
  • 服装(通常の喪服で問題ない旨)
  • 駐車場の有無

参列を辞退する方への対応

一日葬は少人数で行うことが多いため、参列をお断りする方も出てきます。その場合は以下のように対応しましょう。

  • 逝去の連絡時に「故人の意向で近親者のみで見送ります」と伝える
  • 葬儀後に「葬儀を無事に終えました」という報告はがきを送る
  • 弔問を希望される方には、後日自宅での弔問を受け入れる旨を伝える

一日葬が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 遺族が高齢で2日間の葬儀は体力的に厳しい方
  • 費用をできるだけ抑えたい方
  • 参列者が少人数(30名以下)の方
  • 故人が「簡素な葬儀でいい」と生前に希望していた場合
  • 遠方からの参列者が多く、日帰りで終えたい方
  • 仕事などの都合で2日間のスケジュールを確保しにくい方

向いていない人

  • 多くの方に参列してほしい方(50名以上を想定)
  • 通夜での弔問を大切にしたい方
  • 菩提寺が一日葬を認めていない方
  • 故人とのお別れの時間を十分にとりたい方
  • 地域の慣習として通夜を行うことが一般的な場合

一日葬の自己診断チェックリスト

以下のチェックリストで、一日葬があなたに合っているか確認してみましょう。5つ以上当てはまる場合は、一日葬が適している可能性が高いです。

  • ☐ 参列者は30名以下を想定している
  • ☐ 遺族の中に高齢者や体力に不安のある方がいる
  • ☐ 葬儀費用はできるだけ抑えたい
  • ☐ 故人が「シンプルな葬儀でいい」と望んでいた
  • ☐ 遠方からの参列者が多い
  • ☐ 仕事の都合で2日間の休みを取りにくい
  • ☐ 通夜での飲食接待は不要だと考えている
  • ☐ 菩提寺がない、または菩提寺が一日葬に対応している
  • ☐ 告別式はきちんと行いたい(火葬式では簡素すぎると感じる)
  • ☐ 地域の慣習で通夜が必須ではない

よくある質問(FAQ)

Q1. 一日葬でも香典は受け取れますか?

はい、一日葬でも香典を受け取ることは一般的です。ただし、少人数で行う場合は「香典辞退」とするケースもあります。香典を受け取る場合は、通常どおり香典返し(即日返しまたは後日返し)を用意しましょう。香典返しの相場は、いただいた金額の半額〜3分の1程度です。

Q2. 一日葬の所要時間はどのくらいですか?

告別式から火葬・収骨まで含めて5〜6時間が目安です。精進落とし(会食)を行う場合は、さらに1時間程度かかります。午前10時に告別式を開始した場合、午後2〜3時頃には終了するのが一般的です。

Q3. 一日葬でも僧侶に読経してもらえますか?

はい、対応している僧侶であれば読経をお願いできます。ただし、宗派によっては通夜を重視しているため、事前に確認が必要です。菩提寺がない場合は、葬儀社が宗派に合った僧侶を手配してくれます。

Q4. 一日葬にしたら親族に反対されませんか?

可能性はあります。特に年配の方は「通夜をしないのは非常識」と感じることがあります。対策としては、一日葬を選ぶ理由(遺族の体力面・故人の意向・費用面など)を丁寧に説明し、理解を求めることが大切です。喪主が事前に主要な親族に相談しておくとスムーズです。

Q5. 一日葬と家族葬は組み合わせられますか?

はい、「一日葬×家族葬」という組み合わせは非常に多い選択肢です。参列者を家族・親族のみに限定し、通夜を省略して1日で執り行います。費用を抑えつつ、告別式はきちんと行いたい方におすすめの形式です。


まとめ:一日葬は「ちょうどいい」お別れの形

一日葬は、通夜を省略することで費用と時間の負担を軽減しながら、告別式はしっかり行えるバランスのよい葬儀形式です。

  • 費用相場:30〜80万円
  • 所要時間:約5〜6時間
  • 参列者の目安:5〜30名

「火葬式では簡素すぎるけれど、2日間の葬儀は負担が大きい」と感じる方にとって、一日葬は最適な選択肢です。

ただし、菩提寺への確認や親族への説明など、事前の準備は欠かせません。まずは複数の葬儀社に相談し、自分に合ったプランを見つけることから始めましょう。

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家族葬ガイド編集部
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