喪主の挨拶|家族葬で使える例文集と話し方のコツ

家族葬での喪主の挨拶を場面別に例文付きで解説。通夜・告別式・精進落としの挨拶文、話し方のポイント、忌み言葉の注意点まで紹介します。

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【最短回答】家族葬の喪主挨拶はどうすればいい?

家族葬の喪主挨拶は、1〜3分程度で、感謝の気持ち・故人の人柄・今後のお願いの3つを伝えるのが基本です。

  • すぐに例文が見たい方 → 「通夜の挨拶例文」へジャンプ
  • 話すのが苦手な方 → メモを見ながら読んでもまったく問題ありません
  • 家族葬の流れを確認したい方 → 「家族葬の流れ」をご覧ください

一般葬と比べて参列者が身内中心のため、堅くなりすぎず、自分の言葉で話すのが家族葬の挨拶のポイントです。


喪主とは?誰がやるかの決め方

喪主は葬儀全体の責任者として、参列者への挨拶や葬儀社との打ち合わせなどを担います。「誰がやるべきか」に法律上の決まりはありませんが、一般的な優先順位があります。

優先順位続柄補足
1配偶者(妻・夫)もっとも一般的
2長男配偶者がいない、または高齢の場合
3次男以降の息子長男が遠方にいる場合など
4長女息子がいない場合
5故人の兄弟姉妹配偶者・子どもがいない場合
6その他の親族甥・姪など

喪主を決めるときのポイント

  • 故人が生前に「この人に喪主をお願いしたい」と希望していた場合は、その意向を優先します
  • 体調面やメンタル面で不安がある場合は、別の親族に頼んでも問題ありません
  • 喪主は1人でなくても大丈夫です。夫婦や兄弟で共同喪主とするケースもあります

家族葬の基本について知りたい方は「家族葬とは?」の記事もあわせてご確認ください。


喪主挨拶の基本構成と話し方のコツ

喪主の挨拶には、決まった「型」があります。この型に沿って話せば、初めての方でも安心です。

挨拶の3つの柱

  1. 参列へのお礼:忙しい中、来てくれたことへの感謝
  2. 故人の人柄や思い出:生前のエピソードを1つ添える
  3. 今後のお願い:遺された家族への変わらない付き合いのお願い

話し方のコツ

コツ具体的な内容
長さ1〜3分が目安。短くてもまったく問題ない
スピードゆっくり、落ち着いて話す
メモ見ながら読んでもOK。恥ずかしいことではない
途中で涙が出ても自然なこと。無理に我慢しない
暗記暗記する必要はない。メモを手に持って読んでよい
声量無理に大きな声を出さなくてよい。聞こえる程度で十分

家族葬は参列者が親しい方ばかりです。 完璧に話そうとする必要はありません。たどたどしくても、ご自身の言葉で感謝を伝えることが一番大切です。


通夜での喪主挨拶と例文

通夜は、故人との最後の夜を過ごす場です。通夜の挨拶は、読経が終わったタイミングで行うのが一般的です。

通夜の挨拶例文

本日はお忙しい中、亡き父○○の通夜にお集まりいただき、誠にありがとうございます。

父は生前、皆さまに大変お世話になりました。○○(趣味や人柄に関するエピソード)が好きで、家族にもいつもその話をしておりました。

明日の告別式は○時より、こちらの会場で執り行います。お時間が許しましたら、ぜひお見送りいただけますと幸いです。

本日はありがとうございました。

通夜振る舞いがある場合の一言

通夜のあとに食事の席(通夜振る舞い)を設ける場合は、挨拶の最後に次のように添えます。

ささやかではございますが、別室にお食事の席をご用意しております。故人を偲びながら、お召し上がりいただければと思います。


告別式での喪主挨拶と例文

告別式の挨拶は、式の最後(出棺前)に行います。通夜よりもやや改まった雰囲気になりますが、家族葬であれば自然体で大丈夫です。

告別式の挨拶例文

本日は亡き母○○の告別式にご参列いただき、心より御礼申し上げます。

母は享年○○歳でした。晩年は体調を崩すこともございましたが、最期は家族に囲まれ、穏やかに旅立つことができました。

生前の母は、いつも周囲を気にかける温かい人でした。皆さまからいただいたご厚情に、母もきっと感謝していることと思います。

残された私どもはまだまだ未熟ではございますが、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。


出棺時の喪主挨拶と例文

出棺の際は、霊柩車に棺を乗せる前に短い挨拶を行います。告別式の挨拶と合わせて行う場合もあります。

出棺時の挨拶例文

皆さま、本日は最後までお見送りいただき、ありがとうございます。

生前、父が皆さまから頂戴したご厚情に、遺族一同、深く感謝しております。

これより○○斎場にて荼毘に付させていただきます。本日は誠にありがとうございました。

出棺の挨拶は30秒〜1分程度で十分です。短くても失礼にはなりません。

家族葬全体の流れや所要時間については「家族葬の流れ」の記事で詳しく解説しています。


精進落としでの喪主挨拶と例文

精進落としは、火葬後に行う会食の席です。喪主は**食事の前(開始の挨拶)食事の後(締めの挨拶)**の2回、簡単に挨拶を行います。

開始の挨拶例文

本日は長い時間、お付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。

おかげさまで、滞りなく葬儀を終えることができました。

ささやかではございますが、お食事をご用意いたしました。故人を偲びながら、どうぞごゆっくりお過ごしください。

締めの挨拶例文

本日は最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

まだまだお話は尽きませんが、そろそろお開きとさせていただきます。

皆さまのおかげで、父も安心して旅立てたことと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。


忌み言葉一覧と注意点

葬儀の場では、使ってはいけない「忌み言葉」があります。意図せず使ってしまいがちなので、事前に確認しておきましょう。

避けるべき忌み言葉

種類避ける言葉言い換え例
重ね言葉重ね重ね、たびたび、またまた、いよいよ加えて、あらためて
繰り返しを連想再び、再三、くれぐれもあらためて、十分に
不吉な言葉死ぬ、苦しむ、浮かばれない亡くなる、旅立つ、安らかに
直接的な表現生きていた頃、死亡ご生前、ご逝去
数字四(死)、九(苦)別の数字で表現する

うっかり使いやすい表現

日常会話では普通に使う言葉でも、葬儀の場では避けたほうがよいものがあります。

  • 「重ね重ねお礼申し上げます」→「あらためてお礼申し上げます」
  • 「たびたびお世話になりました」→「大変お世話になりました」
  • 「くれぐれもお体に気をつけて」→「どうぞお体に気をつけて」

もし忌み言葉を使ってしまっても、大きな問題にはなりません。葬儀の場では誰もが緊張しており、参列者の方も理解してくれます。


宗派による挨拶の違い

日本の主な宗派では、挨拶の際に注意すべき言葉遣いが異なる場合があります。特に浄土真宗は、他の宗派と考え方が異なるため注意が必要です。

宗派使ってよい表現避けるべき表現理由
浄土真宗「お浄土へ参りました」「ご冥福をお祈りします」亡くなるとすぐに仏になるため「冥福」は不適切
浄土真宗「仏さまのもとへ」「天国で安らかに」「天国」はキリスト教の概念
浄土宗・曹洞宗など「ご冥福をお祈りします」一般的な表現として使える
神道「御霊のご平安をお祈りします」「成仏」「供養」仏教用語は使わない
キリスト教「天に召された」「ご冥福」「成仏」仏教用語は使わない

宗派がわからない場合

参列者の宗派が混在する家族葬では、以下のような宗派を問わない表現を使うと安心です。

  • 「安らかにお眠りください」
  • 「心よりお悔やみ申し上げます」
  • 「在りし日を偲びます」

挨拶が苦手な方へのアドバイス

「人前で話すのが苦手」「涙で言葉が出なくなりそう」という方も少なくありません。しかし、喪主の挨拶は上手に話す必要はまったくありません。

無理しなくてよい5つの理由

  1. メモを見ながら読んでよい:葬儀の場でメモを見ることは一般的です
  2. 短くてもよい:30秒の挨拶でもまったく問題ありません
  3. 涙が出てもよい:参列者は十分に理解しています
  4. 代読してもらってもよい:体調や精神的に厳しい場合は、他の親族に頼めます
  5. 葬儀社に相談できる:挨拶文の作成を手伝ってくれる葬儀社もあります

事前に準備しておくと安心

挨拶が不安な方は、次の準備をしておくと当日安心して臨めます。

  • 挨拶文を紙に書いて、何度か声に出して読んでみる
  • 家族に一度聞いてもらう
  • 葬儀社の担当者に内容を確認してもらう
  • カンペ用の紙は小さく折って手に持てるサイズにしておく

「初めてのことで何から準備すればいいかわからない」という方は、事前に葬儀社に相談しておくと安心です。よりそうお葬式では、挨拶文のアドバイスを含めた葬儀全般の相談が無料でできます。


よくある質問(FAQ)

Q. 喪主の挨拶は何分くらいが適切ですか?

1〜3分が目安です。 家族葬は参列者が少ないため、一般葬よりも短めで問題ありません。30秒〜1分程度のごく短い挨拶でも、感謝の気持ちが伝われば十分です。

Q. メモを見ながら挨拶しても失礼になりませんか?

まったく失礼ではありません。 喪主は大切な方を亡くした直後で、緊張や悲しみの中にいます。メモを見ながら読むことは一般的であり、参列者も理解しています。

Q. 喪主以外が挨拶をしてもよいですか?

問題ありません。 喪主が体調不良や精神的に難しい場合は、配偶者・子ども・兄弟など他の親族が代わりに挨拶できます。その場合は冒頭で「喪主の○○に代わりまして」と一言添えましょう。

Q. 「ご冥福をお祈りします」は使ってよいですか?

宗派によります。 浄土真宗では使わないのが一般的です。宗派がわからない場合は「心よりお悔やみ申し上げます」など、宗派を問わない表現を使うのが無難です。詳しくは「宗派による挨拶の違い」をご確認ください。

Q. 家族葬で挨拶を省略してもいいですか?

省略も可能です。 本当に身内だけ(配偶者と子どもだけなど)の家族葬であれば、形式的な挨拶を省略するケースもあります。ただし、親戚や故人の友人が参列する場合は、短くてもよいので感謝の言葉を伝えるのがおすすめです。


まとめ

家族葬の喪主挨拶は、一般葬ほど堅くなる必要はありません。大切なのは「上手に話すこと」ではなく、「感謝の気持ちを伝えること」です。

この記事のポイント:

  • 挨拶の基本は「感謝→故人の人柄→今後のお願い」の3部構成
  • 長さは1〜3分が目安。短くても問題ない
  • メモを見ながら読んでもまったく失礼ではない
  • 忌み言葉(重ね言葉・不吉な言葉)に注意する
  • 浄土真宗では「ご冥福」を使わない
  • どうしても難しい場合は代読を頼んでもよい

葬儀に関する不安は、事前の準備で大きく軽減できます。よりそうお葬式安心葬儀では、喪主の挨拶文の相談を含めた葬儀の事前準備がすべて無料でできます。

費用面が気になる方は「家族葬の費用相場」、香典のマナーについては「家族葬の香典マナー」もあわせてご確認ください。

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家族葬ガイド編集部
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